私は技術研究所の「ゼロ・エネルギービル(ZEB)」を専門とするチームで、オフィスの省エネや快適性に関する研究をしています。チームメンバーは5人いますが、一人ずつ違うテーマを持って仕事をしていて、私はその中で「ウェルネス建築」の要素のひとつである「バイオフィリア」の研究を行っています。どちらもあまり耳馴染みのない言葉かもしれませんが、私たちの考える「ウェルネス建築」とは、「省エネを実現しつつ、同時に働く人が快適・健康に過ごせる建物」のことです。人は緑に囲まれるとリラックスしますよね?「バイオフィリア」はその仕組みを利用して、観葉植物など自然の要素により建物の快適性を高める研究テーマです。人間の視界に入る緑の割合は10%が最適と言われているので、やみくもに緑を増やせばいいというわけではありません。働く人が建物のどこにいても快適に過ごせるよう、日々研究を重ねています。
INTERVIEW 社員インタビュー
自分で考えたテーマを
追及する楽しさ、
「バイオフィリア」で
快適な環境を届けたい
技術研究所
S.M
2016年入社
理工学部 数理環境科学専攻
ABOUT MY WORK 仕事について
働く人が建物のどこにいても
快適に過ごせるように
MY REWARD 私のやりがい
自分が提案したものが
形になる楽しさ
技術研究所では、テーマの進め方は自分で考え、時にはソロワークで研究に取り組んでいます。
こういうと孤独な仕事だと思われそうですが、テーマはチームで議論して決めていきますし、チームメンバーの研究を手伝ったり、建設プロジェクトの現場に行って製品の性能を確かめたりもするので、人との関わりは多いんです。
実は、私が取り組んでいる「バイオフィリア」も社内プロジェクトから派生したものなんです。
自社のZEB建築であるエネフィス四国®を作る際、「今注目されているバイオフィリアで何かできることはないか?」と相談され、建物内に野菜を育てる設備を提案しました。今思うと斬新な発想だったなと思うのですが、竣工後は実際に働いている人に野菜を育てて食べてもらったりして、自分が提案したものが形になったのは嬉しかったですね。
10年20年先には「オフィスで収穫した野菜を昼食に食べる」という景色が当たり前になるかもしれません。そういうことを夢見ながら仕事をしています。
ATTRACTIONS OF DAI-DAN ダイダンの魅力
自分に寄り添ってくれる
仲間がいる環境
困っているときに必ず寄り添ってくれる人がいるのが、ダイダンの魅力だと思います。
今研究しているテーマについても、これまで会社で取り組んだことのない分野だったので「本当にこのテーマでいいのだろうか?」と悩むときがあったのですが、先輩から「世の中に絶対必要な研究だと思う。あなたがやらないなら、私がやりたいくらい!」と言われて、とても励みになりました。
チームメンバー同士、先輩上司などの垣根なく普段からお昼ごはんを食べながら研究の話をしたり親睦会で一緒に過ごしたりしますし、他部署の人とも研修や仕事を通して話す機会もあります。いろんな立場の人がそれぞれ密接に関わってお互いにバックアップしながら仕事をしているのが魅力ですね。
普段からしっかりコミュニケーションがとれているので、休みが取りやすいのもいいところだと思います。