TECHNOLOGY 技術紹介

エネフィス北海道®

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寒冷地で『ZEB』を実現したオフィス・エネフィス北海道

働きやすさとレジリエンスを追求した寒冷地における『ZEB』をコンセプトに、 2020年5月30日に着工、2021年6月に竣工しました。

ADVANTAGE 特長

エネフィス北海道は、下記の3つのコンセプトを通し、災害に備えた「レジリエンス」と、積み重ねたZEB技術を「寒冷地のZEB」として進化させた次世代建築物を実現しました。

  1. 寒冷地の『ZEB』達成
  2. ウェルネス〜快適な室内環境〜
  3. レジリエンス〜想定外の事態にも速やかに柔軟に対応できる強靭さ・回復力〜

これを実現させた3つの特長についてご紹介します。

テクノロジーマップ(人と地球との共存 ~「寒冷地『ZEB』」「ウェルネス」「レジリエンス」~)
テクノロジーマップ(人と地球との共存 ~「寒冷地『ZEB』」「ウェルネス」「レジリエンス」~)図

ADVANTAGE 01 寒冷地『ZEB』

省エネルギーの実現

設計時における省エネルギー性能は、創エネ(太陽光発電)を含まず基準一次エネルギーより63%の削減、 創エネを含み102%の削減となりました。基準一次エネルギーからの63%削減は非常に高い数値になりました。

地中熱利用技術

地中の熱を外気や水の冷却・加熱に用い、空調の省エネ化に貢献。

北海道では事例の少ない完全ZEBを目指して

年間を通して高COP*で運転できる地中熱ヒートポンプを中心とした熱源システムを採用しました。

  • * エネルギー消費効率
採熱設備配置図

ADVANTAGE 02 ウェルネス

1

クリマR

外気と室内の温度差の大きい寒冷地では、足元からの空調が省エネ・快適性に効果的です。長く厳しい冬期に備え、独自システム「クリマR」を導入。

寒冷地で快適な足元からの空調方式

2

デザイン梁

タスク&アンビエント照明方式を採用しつつ、デザイン梁による明るさ感に配慮した設計を行うことで、省エネ性と快適性の両立。

省エネ性と快適性の両立

■タスク&アンビエント照明

一般的な照明方式と比較し40~60%省エネとされるが、天井や壁面といった室内空間の明るさが低下しがち。

■エネフィス北海道の場合

タスク&アンビエント照明方式のほか、ハイサイドライトからの自然光を取り入れつつ、天井面の明るさを向上させるデザイン梁による「明るさ感設計」を実施。

3

バイオフィリックデザイン

働く人の心身の健康や知的生産性の向上に繋がると考えられ、「CASBEE-ウェルネスオフィス」等の認証制度においても重要な加点項目となっているバイオフィリックデザイン。

建物に自然を取り込むデザイン

CASBEE-ウェルネスオフィスの評価項目「共用部の内装計画」「室内の植栽・自然とのつながり」で最高点5.0点を取得しました。

ADVANTAGE 03 レジリエンス

自立分散型電源システム

北海道胆振東部地震を教訓に、建物の自立性を強化。非常時には大会議室を防災拠点として維持できる、多様なエネルギー供給設備を用意。

自立分散型の電源システムによるレジリエンスの強化
自立分散型の電源システムによるレジリエンスの強化図

EVALUATION 認証・評価

EVALUATION 01 「BELS」
最高ランクを取得

建築物省エネルギー性能表示制度に基づく「BELS」の評価において、最高ランクの5☆を取得

EVALUATION 02 「CASBE-SWO」
Sランク評価を取得

一般財団法人建築環境・省エネルギー機構(IBEC)より、「CASBE-SWO」のSランクの評価を取得

RESULTS 導入効果

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