ADVANTAGE 01 空調負荷に応じた流量制御
通常冷凍機用ポンプ(冷温水ポンプ及び冷却水ポンプ)は定流量で運転されています。
従来は、中間期や夜間など二次側負荷(空調機側要求水量)が小さくなる場合があるにも関わらず、冷凍機側では常に一定量の冷水を送水していました。用途・規模・熱源システム等により異なりますが、平均的な冷凍機の年間負荷率(注1)は30~40%です。
フロースマート®は、バイパス管の流量を監視し、これが0(ゼロ)になるよう冷温水ポンプ(一次ポンプ)流量をインバータ制御します(注2)。これにより、一次側の送水量は二次側で必要とされる流量となるため、一次ポンプの動力を大幅に削減することが可能です。冷却水ポンプも、冷水ポンプ制御出力に比例して制御し大幅な搬送動力の削減が可能です。
- (注1) 冷凍機の定格能力に対して実際に稼動している比率
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(注2)
インバータによるポンプ流量制御は、流量比の3乗に比例した消費電力となり、大幅な消費電力削減となります。
(例:平均流量が80%→消費電力=定格電力×(0.8)³≒定格電力×0.5)