敷地内に、オフィス棟、物流施設棟、住宅棟の3棟が計画された複合施設で、2023年3月に竣工しました。
当社は、オフィス棟の空調設備を施工しており、ここでは、熱源設備と事務所の空調設備概要について紹介します。本工事では、熱負荷処理の方法として、外気および潜熱処理をAHU(エアハンドリングユニット)が受け持ち、内部発熱、外皮負荷などの顕熱処理をPAC(パッケージエアコン)にて処理しています。
AHUは冷温水流量制御、CO2濃度および環境センサーによるVAVおよびINV風量制御を行っています。
PACは、冷媒温度を通常より上げる高顕熱運転をすることにより、圧縮機の動力負荷を削減して、省エネルギーに寄与しています。
また、ペリメーターゾーンには、フレアフロー(多風向吹出口)を採用し、ブラインドを揺らすことの無い、快適なペリメーター空間を実現しています。
所在地 | 東京都台東区 |
---|---|
用途 | テナント事務所ビル |
規模 | 延べ面積29,821m2 地上13階、塔屋1階 |
構造 | S造(一部SRC造)免震構造 |
竣工 | 2023年3月 |