CONSTRUCTION 施工実績

NRT10

  • 空調・給排水衛生設備工事

SUMMARY 建物概要

当データセンターは、大容量電源を必要とするテナント向けのデータセンターとして計画され、2021年11月に竣工しました。当社は、空調・衛生設備工事を施工しており、今回はその中で熱源設備および空調換気設備の概要について紹介します。
本工事では、故障による停止やメンテナンスを予め想定し、サーバー室およびUPS室の熱源および空調設備をN+1、2N構成といった冗長性を持たせ設置されております。
また、空調機への冷水供給は、通常時A系/B系の2系統を50%ずつで供給し、配管系統に異常が出た場合はBMSでの操作にて異常のない片側系統より100%供給へと切り替えられるシステムにて構成されております。
なお、冷水蓄熱タンクを設置しているため、チラーが全台停止した際でも、UPS電源駆動の冷水ポンプが運転継続することで、その保有水により安定した冷水を10分間供給可能としています。

所在地 千葉県印西市
用途 データセンター
規模 延床面積37,850m2
地上5階、塔屋1階
構造 S造(一部RC造) 免震構造
竣工 2021年11月

SUMMARY 工事概要

設備概要(1システムあたり)

熱源設備 ・空冷ターボチラー(1,765kW)×5基(N+1)
・冷水蓄熱タンク(15㎥)×2基×2系統(2N)
・プレート式熱交換器(3,980kW)×2基×2系統(2N)
空調設備 <サーバー室>
壁吹型空調機18台(N+2)+外気処理空調機2台(2N)+電熱式蒸気加湿ユニット2台(2N)
<UPS室>
上吹型空調機3台(N+1)+外気処理空調機

MESSAGE 担当者より

本工事は、IT向けの電力を最大42MW(メガワット)供給できる最新鋭のデータセンターです。
コロナ禍等により調達には苦労しましたが、国内でも導入実績の少ない海外製の空冷ターボチラーやデータホール空調機を採用し、リモートでの工場検査、現地でのヒートロード試験およびIST等の検証を確実に実施することで、お客さまの要求水準を満足する設備を構築することができました。
このような状況で無事竣工できましたのは、お施主さま、設計、各施工会社および協力業者のご協力のおかげと深く感謝しております。心から御礼申し上げます。

東京本社技術第四部
グランドプロジェクトマスター
茂木 淳

CUSTOMER’S VOICE お客様の声

本案件は、弊社の東京での1棟目の新築データセンター建設プロジェクトであり、日本のデータセンター事業の足がかりとなる最重要プロジェクトで規模も最大のものです。
着工時にコロナ禍が始まり、労働力・資材不足、集団行動の制限等、世界が初めて体験する環境下で、貴社の技術力、発想力、コミュニケーション能力を最大限発揮していただき、高い品質を担保しつつ、短工期で完成していただいたこと、大変感謝しております。今後とも貴社との関係をさらに発展させていきたいと考えております。

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